トゴのバーキンの買取について

トゴのバーキンは、中古品であってもサイズやカラー、状態により100万円を超える査定額になることも珍しくありません。特に、定番カラーの「ブラック」や「エトゥープ」は、新品買取価格でほぼ定価の価格になることも。

逆に、レッドやオレンジといった少し派手なカラーになると、新品でも買取価格は100万円前後となり、カラーでの買取金額には大きな格差があります。また、査定を依頼する買取店による差もあるので、お店選びは非常に重要。リサイクルショップや質屋などに売却するのはおすすめできません。

トゴのバーキンを売る時には、必ずブランド買取の専門店で、特にバーキンの買取に強い買取店を選ぶようにしましょう。

トゴのバーキンについて

トゴ（Togo）は、バーキンに使われている素材の中でも代表的な素材。ラインナップに加わったのは1997年で、正式には『ヴォー・クリスペ・トゴ（Veau Crispe Togo）』と呼ばれる雄の仔牛革を指します。

このトゴは、バーキンのバッグをはじめとして、財布や小物入れなど幅広く使用されており、仔牛の革ならではの滑らかさに富んでおり、柔軟でしなやかな特徴を持っています。

トゴバーキンの査定ポイント

状態

ほとんどのバーキン買取店では、持ち込まれたトゴバーキンの状態によりランク付けを行っています。それにより、中古のバーキンの査定価格は異なってきます。

トゴバーキンは中古品でもそれなりの買取価格が付きますが、状態の悪いモノでは需要が低いため、査定額に数十万円の差が出てしまうことも珍しくありません。
基本的なランク付けは以下のようになっています。

• Sランク→新品で未使用
• Aランク→ほぼ使用感のない中古品
• Bランク→使用感はあるものの、状態の良い中古品
• Cランク→使用感がある中古品
• Dランク→かなり使用感がある中古品

総じて買取価格が70万円を超える状態の商品は、A～Sランクに収まるラインであることも覚えてきましょう。

サイズ

新品を購入しようとすれば、大きなサイズのトゴバーキンほど高額になります。
しかし、売却時はそうではありません。バーキンが展開しているサイズの中で、高額査定になりやすいのは小さいサイズ。特に、25～30サイズが高い査定額となりやすい傾向にあります。
これは、小さいサイズの方が需要が高く、入手困難であることが多いため。特に日本人は欧米人より小柄なため、小さめのサイズを求める人が多いです。

色

トゴバーキンの買取査定は、色によっても差が出ます。
人気が高く、高額査定になりやすいのは「ブラック」「エトゥープ」などのモノトーン系カラー。これらのカラーは、安定して高値で取引されているため、買取価格も高くなります。
逆に、レッド系などの派手なカラーは査定額も比較的に低くなりがち。これは、バーキンを使うシーンが限られてしまうという理由で、モノトーン系に比べても査定額が10～20万円ほどは安くなるようです。

製造年

エルメスの商品には、製造年によってそれぞれ異なるアルファベットの刻印があります。
この刻印を見ることによって、そのトゴバーキンがいつ製造されたものなのか一目で分かるようになっているのです。そして、この製造年によっても買取査定額は変わってきます。
高額査定になりやすいのは、大体2000年以降に作られた製品。それ以前に作られたトゴバーキンは、新しい製品に比べ査定額は低くなっていきます。

付属品の有無

トゴバーキンを売却する際、バーキン本体の状態以外にも付属品の有無が査定額に大きく関わってきます。
保存袋やレインカバー、外箱などが付属品に当たりますが、特に「カデナ」と呼ばれる南京錠と鍵は査定額に大きく影響し、これがあるだけで査定額が5万円ほどもアップする可能性があります。

トゴのバーキンの買取相場

トゴのバーキンの買取相場は、中古でも美品であれば、大まかに見て定価の50％〜70%となります。他のブランド品の買取相場が30％前後だということから見ても、バーキンの買取価格はかなり高いことが分かります。

汚れや傷が目立つ場合、かなり古いものである場合は、もう少し買取価格は下がることが多いです。

トゴバーキンの買取価格例

トゴバーキン買取のおすすめ会社

ファーストクラス

ファーストクラスは、都内を中心に買取を行っているブランド品買取専門店です。宅配と出張でのみ買取を行っており、店舗運営するコストを査定額に還元して高い査定額を実現しています。

東京・神奈川・千葉・埼玉エリアであれば、出張査定も無料で依頼することが可能。気に入った金額であれば、その場で即売却して現金を受け取ることもできるので、忙しい人にも利用しやすい買取業者です。

トゴのバーキンを高く売るコツ

角擦れなどの傷をなるべくつけない

トゴバーキンのみならず、バックで最も痛みやすいのが角の部分。そのため、四隅は特に入念にチェックされることになります。
ここは、様々なモノに接触する機会が多く、角擦れが進むと最悪穴が空いてしまうこともあるのです。
エルメス、特にバーキンは使われている素材も高級なものばかり。合成皮革の製品などと違い、キズや擦れには弱い商品が多いので、普段から気を付けておきましょう。

臭いをつけないようにする

案外見落としがちなのが、臭いです。自宅でも、保管している場所によってがさまざまな臭いが付いてしまうことだってあるのです。
特に、煙草やカビ、化粧品や香水の臭いには注意。自分で気が付くことが少ない部分だからこそ、気を付けておく必要があります。

風通しが良く、日光が当たらない場所で保管

トゴバーキンは普段使いしているモノでも、保管場所には気を付ける必要があります。
革製品であるバーキンは素材の特徴として、湿気が多い場所などに置いておくとカビが発生してしまうことも。
また、直射日光に長期間晒されてしまうと、皮革の乾燥が進みヒビ割れの原因となるだけではなく、色あせてしまうことだってあります。こういった症状を防ぐためにも、風通しが良く日光が当たらない場所で保管しておきましょう。

市販のクリーム等はつけない

トゴバーキンのお手入れとして、市販の牛皮クリームなどを使用するのは間違いです。これは、エルメス自体も公式で注意喚起しており、一般の薬品を使用してのクリーニングは非推奨となっています。

直営店以外の修理に出さない

トゴバーキンを修理に出すのは、エルメスの直営店のみにしましょう。
なぜなら、直営店以外の店舗に修理に出してしまうと、それ以降直営店での修理を受け付けてくれなくなってしまうため。
全国にあるエルメスの直営店で修理の受付をしているので、店頭で依頼するか配送による修理も行ってくれます。

査定の前に埃を払っておく

トゴバーキンを査定に出す前には、全体を軽く拭きあげておきましょう。これは、誰にでも出来てカンタンなので、普段から行っておくべき最もおススメのメンテナンス法です。
ポイントとして、やわらかくでキレイな布を使うこと。これだけで、バーキンの見え方がかなり違ってくるでしょう。

型崩れは直しておく

トゴバーキンの型崩れも査定のポイントとなります。大きく型崩れしているモノは、最悪5～10万円ほど査定に悪影響を及ぼしてしまうケースも。なので、バッグピローなどを利用して型崩れを防ぎましょう。
専用のモノを使うのが望ましいですが、それが準備できない！という方は、バーキンの形に合わせて丸めた新聞紙などを中に入れておくのも一つの方法です。

できるだけ早く売る

バーキンは天然の皮革素材を使用しているため、保存しておくだけでも経年劣化が進んでしまいます。さらに、流行やトレンドによってカラーの人気なども変わっていくため、査定額が次の月や次の年も同じかどうかは保証されていません。
なので、バーキンの売却は早ければ早いほど良いということになります。イメージとしては製造から5年経過する毎に、査定額は5～10万円下がってくるということを覚えておきましょう。

バーキンの買取に強い買取会社に売る

現在、日本国内にもさまざまなブランド品の買取店が存在していますが、トゴバーキンを売却するのであればバーキンそのものの買取に強い買取店を選びましょう。

もっというなら、バーキンの買取を専門に行っている店舗こそおススメです。なぜなら、そういった専門店はバーキンに対する知識や鑑定眼が他の買取店よりも優れていることが多いため。豊富な買取実績から、間違いない査定をしてくれるでしょう。

その他Q&A

定価以上のプレミアがつくことはある？

バーキンの買取で定価以上の買取、俗にいうプレミア価格が付けられるケースは確かに存在しています。それは、「パーソナルオーダー」と呼ばれるオーダーメイドのバーキンです。
この「パーソナルオーダー」とは、エルメスの顧客の中でも一部の人しかオーダーできない希少な製品であり、プレミアバーキンとも呼ばれています。このパーソナルオーダーバーキンは違う素材の組み合わせやカラーが2色づかいになっているなど、パッと見て分かる特徴があり、高額査定が期待できます。

ボロボロでも値段はつく？

結論からいえば、ボロボロの状態でもバーキンには値段が付きます。
角スレ、色褪せ、ヒビ割れ、型崩れなど、まだ使用できる状態であればバーキンには値段が付きます。
ただし、その分査定額は状態の良いバーキンに比べて下がってしまうことは頭に入れておきましょう。

買取できない場合はある？

バーキンの買取を断られる例として、製品自体が盗品であったり偽物であるケースが挙げられます。そもそも、盗品や偽物だと分かっていて売却しようとすると罪に問われる可能性もあります。絶対にしないようにしましょう。

また、買取店にもよりますが、バーキンをバッグとして使用できないレベルで破損しているモノは買取を断られることがあります。ファスナーの破損でバッグを閉めることができなくなっていたり、ハンドル・ストラップが外れてしまっていたりしているのが買取を断られるケースです。破損がひどいバーキンは、修理に出して自分で使うのがベストかもしれませんね。

まとめ

バーキントゴを高く買い取って貰いたいのなら、本体の状態はもちろん付属品などにも気をつけなければなりません。新品同様の状態で買い取ってもらうのが一番ですが、普段使いしているモノはなかなかそうはいきません。日々のお手入れや保管場所にも気を付けて、バーキントゴの査定額をアップさせましょう。

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2023年6月12日